体温が下がるとどうなる?


色々なことが考えられますが、良く言われるのが免疫力の低下です。

36度未満の体温を「低体温」といいますが、冷え性になり、体のあちこちが冷えた状態になると、36度の体温の時よりも体に様々な影響があります。

体温が1度下がると、基礎代謝が12%低下します。

体温が1度下がるだけで、免疫力が約40%低下します。

基礎代謝・免疫力が低下

体温が下がると、基礎代謝や免疫力をつかさどる酵素の働きが低下します。

酵素は、体内で食べ物などを分解したり、体の栄養素を作ったり、体にとって有害なものを解毒したりする働きを持っています。

体温で働きが左右され、36.5度で最も働きます。

基礎代謝や免疫力を維持し、健康を保つには体温を低下させないことが重要です。

体温が下がると起こる症状

日本人の平熱は、一般的に36.5度前後といわれています。

  • 36.5度・・・健康な状態で、免疫力も旺盛
  • 36.0度・・・震えることによって熱を生み出そうとする状態
  • 35.5度・・・この体温が続くと、排泄機能が低下、自律神経失調症、アレルギー症状が現れる
  • 35.0度・・・がん細胞が最も増殖する温度
  • 34.0度・・・水におぼれた人を救出後に生命の回復ができる、ぎりぎりの体温
  • 33.0度・・・冬山で遭難し、凍死寸前に幻覚症状が出てくる状態