冷え性の原因がストレスにあるとともに、冷え性が新たなストレス源になっていることもあるのではないでしょうか。
ストレスは精神的なものと思われがちですが、体にかかわる刺激もストレスの元になります。
内面の葛藤を理性で強く抑え込もうとすると、局部の痛みや病気となることもあります。
ストレス解消法
手浴・足浴で血行をよくする
手浴や足浴は、病気の時でもできますし、一番血流の悪い個所から全身を温めることができます。
テレビを見ながら、読書をしながらリラックスした状態で行いましょう。
バケツや洗面器に、手首。足首が隠れる程度の湯(40度程度)を入れ、10~20分浸します。
額に汗がにじむまで行います。
イメージトレーニング
イメージを使って症状を和らげる方法です。
楽な姿勢で目を閉じ、大きく息をつきながら力を一気に抜きます。
体の中で気になる痛い・苦しい箇所に意識を向けます。
痛い・苦しい箇所をいたわるような気持ちで、十分にリラックスできたら目を開きます。
つらい部分を温める
痛い・苦しい場所は何らかの方法で温めるとずいぶんと楽になります。
- 貼るタイプの携帯カイロを肌着の上から貼る
- 首筋・腰・胃などに熱い湯で絞ったタオルを当てる
- 首筋・肩こりの痛みには、手ごろな空き瓶に湯を入れて、それを首の下に当てる
人の手のぬくもりを借りる
苦しいときこそ、人の手を借りるというのもいいのではないでしょうか。
家族や子供、親など愛情豊かな信頼関係で結ばれた相手に、痛い・苦しいところをさすってもらったり手を当ててもらいましょう。
温かさや安らぎを得ましょう。
温泉に浸かる
温泉にはリラックス効果と共に、体が温まって血行が良くなる効果があります。
血行が良くなるととぐっすり眠れて疲労感が取れます。
また、腸の働きがスムーズになって便秘の解消も見込めます。
さらにホルモン系の調子の正常に戻ります。
温泉に浸かるのが難しいようなら、自宅でのバスタイムを効果的にしましょう。
腹式呼吸
自律神経は、普段なら自動的に動いてくれるメカニズムですが、自分の意志で調節できる腹式呼吸を行うことによって、自律神経の調子を整えることができます。
楽な姿勢で座り、へその下㎝のおなかの奥=丹田に、丸いボールをイメージします。
鼻から大きく息を吸い、そのボールの中に息を吹き入れるように息を吐きます。
息を吐く時間を自分のペースで数え、10まで行ったらまじめからまたおこないます。
これを2.3回行いましょう。
だらだら寝る
たまには「今日は起きなくてもいい!」と決め、思い切り惰眠をむさぼることも、ストレス解消に効果的です。
眠りは体の休息であるととに、脳の休息でもあります。
また、心にため込んだ葛藤が夢の中で解消されることもあります。
自分にプレゼントを買う
自分のためにお金を使う、それだけで気持ちが晴れ晴れをするのではないでしょうか。
服、アクセサリー、バッグでもいいでしょうし、興味がなければ花を買っても気分が晴れるのではないでしょうか。
特に女性にとっては、買い物がストレス発散になる人も多いのではないでしょうか。
ただ、気分が落ち込んだときに買ったものを、後日改めて見ると後悔、ということもあるので買いすぎには注意しましょう。
ペットを飼う
憂鬱な気分の時には、無理に人と話そうとすると逆に気疲れをすることもあります。
そんな時に動物や植物に思いのたけを思いっきり話しかけるのもいいのではないでしょうか。
返事が返ってくるわけではないけれど、動植物に触れて命の息遣いを感じることで、安らぎを得ることができます。
太陽の光に当たる
オフィスや家の中の蛍光灯や電球の光ばかりでなく、気持ちを明るくするために太陽の光を浴びてのんびりしましょう。
もちろん、炎天下で長く紫外線を浴びれば害になります。
午前中の柔らかい光の中で1日20~30分程度の日向ぼっこをしましょう。
散歩をする
歩く時間や速さなどに頓着しないで、自分のペースで散歩をしましょう。
何にも邪魔をされないで無心に、あたりの風景や季節の訪れを感じれば、自然のエネルギーを取り込み、気分が晴れていきます。
スポーツ観戦
サッカー、バレーボール、バスケットボールの観戦をして、白熱する試合に思い切り声を上げましょう。
プロレス、ボクシングなどの格闘技の気分が高揚しますし、ミュージシャンのライブで盛り上がるのもおすすめです。
我を忘れて応援する快感に、イライラした気分などは一発で吹き飛びます。
汗を流す
体を動かして頭をからっぽにすると、イライラした気分を効果的に転換することができます。
気分転換ができるだけではなく、汗を流すと血液循環が活発になって新陳代謝がよくなり、体調も良くなり免疫力も高まります。
軽いジョギングでも、ジムでマシンを使うのもいいでしょう。
気持ちを紙に書く
鬱々とした気持ちを紙に書くことで、気分がすっきりします。
誰が見る文章でもないので、理路整然と文法などにかまう必要はありません。
ただ、思っていることを書きなぐるだけで、気分的にとても楽になります。