西洋医学では、冷え性を一般的に病気とみなさない場合が多いようです。
自律神経失調症やレイノー病の症状とみなされます。
反対に東洋医学では、冷え性を未病、病気のサイン、重大な病気の誘因だととらえています。
自律神経失調症
自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経の2つから成り立っている自律神経のバランスが崩れた場合に起こる症状の総称です。
症状
様々症状があり、病態は人それぞれのため、診断をつけにくいことが挙げられます。
症状の中に手足の震えや、冷えがあることから、冷え性は自律神経症の症状の1つだとみなされます。
- めまい
- 冷や汗
- 緊張するところではないのに動悸が起こる
- 血圧が激しく上下する
- 急に立ち上がるときに立ちくらみが起こる
- 朝起きられない
- 耳鳴り
- 吐き気
- 頭痛
- 微熱
- 過呼吸
- 倦怠感
- 不眠症
- 生理不順
- 味覚障害
- 人間不信
- 情緒不安定
- 不安感、イライラ
- 被害妄想
- うつ状態
レイノー病
寒冷時や冷水につかったときに四肢末梢、特に両手指が対称的に痛み、しびれとともに、蒼白、あるいはチアノーゼなどの虚血症状を来す場合があります。
若年の女子に多いです。
原因は不明です。
症状
レイノー病の典型的な症状は左右対称に現れます。
- 手足の指が蒼白になる
- 紫色に変化する
- 10~30分後に赤色になり、正常な状態へ回復